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安全への取り組みと安全意識の再確認 - 有澤レポート
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コラム

安全への取り組みと安全意識の再確認

企画工務部の御船です。

安全衛生に関する規則や取り組み、各種関連技術が発展した今日においても、
建設現場での作業中の災害は未だに根絶できていないのが現状です。
毎日の朝礼で、全体的な注意事項の伝達・当日の作業内容に関する安全確認、
各業種でのKY(危険予知活動)による専門的な危険作業の注意事項及び確認や申し送り等を実施し、
繰り返し作業前の入念な安全確認を行っていても、ふとした瞬間や予期せぬ行動・油断から事故へと繋がります。

そんな中、今回は建設現場で特に多い災害の一つである「転落災害」に対する安全対策について、
業界における取り組みがどのようなものか、実際に現場で安全な環境をどのように確保しているかを、
ほんのごく一部ですがご紹介し、私たちも改めて安全の重要性を認識しようと思います。

まず一口に「転落災害」と言っても、掘削面・外部足場等の高所からの転落や脚立・立馬等の低所からの転落と、
災害の様態も様々です。

そこで、転落・墜落による地面への激突を未然に防ぐ器具として「安全帯」(現在は「墜落制止用器具」が正式名称)というものを、
現場作業員は作業場所を問わず必ず装備して現場入りします。

U字吊ベルト型安全帯(墜落制止用器具)

これまでは「U字吊ベルト型安全帯」が主流でしたが、高所から転落した場合の身体への危険性(腰の骨を折る可能性等)が高く、
実際にそのような事故事例が多く発生している現状を受けて見直されることとなりました。
現行規格から新規格に変更の経過処置(猶予期間)を経て、
今年(2022年)1月から「フルハーネス型墜落制止用器具」が義務化されることとなり、
6.75m以上の高さを基準に従来のU字吊ベルト型の使用に関する制限が設けられることになりました。

フルハーネス型墜落制止用器具

これにより今後、特に高所からの転落による死亡・重傷事例が減少することが期待されております。

このように建設業界も日進月歩で規則や道具が更新され、先人に学び、安全を確保するよう進歩しております。

それでも、まだまだ安全に関する課題は沢山ありますが、
「建設現場はキツイ・汚い・危険」という一般的な先入観を払拭出来るのも、
そう遠い未来では無いのかもしれません。

安全は作業に従事する一人一人の意識と心掛けが常だと思います。

ようやくコロナや熱中症が落ち着いてきましたので、ここでもう一度初心に立ち帰り、
現場を管理する者として日々の安全点検や作業員への声掛けを徹底し、
気の緩みが決して無いよう安全第一でより良い環境を作って無事故無災害を心掛けようと思っております。

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