Interview
インタビュー
Interview
インタビュー
SHINSEI×WBF×ARISAWA
対談
SHINSEI×WBF×ARISAWAが創る
FUKUOKA RESORT STYLE HOTEL 福岡の街を代表するホテルへ
左から : 有澤建設株式会社 代表取締役 木下 英資 株式会社シンセイ・プラスワン 代表取締役社長 兒嶋 伸二 様
WBFリゾート沖縄株式会社 代表取締役社長 兼城 賢成 様
西日本一の繁華街、中洲。その中央部、博多川に臨む通りに7月、「WBFホテル福岡中洲」が誕生した。ホテルを手掛けたのは、土地開発を進めた「株式会社シンセイ・プラスワン」と、ホテルを経営する「WBFリゾート沖縄株式会社」、そして建設を担った「有澤建設株式会社」。三社の共創によって生まれた新しいホテル建設の舞台裏には、どのようなストーリーがあったのか。三人の代表が当時を振り返り語り合う。
「NOと言わない有澤建設」だからこそできた、福岡のロケーションの魅力を活かしたプロジェクト!
木下 : ホテルWBF福岡中洲がオープンして2ヶ月ですが、その後の反響はいかがですか。
兼城 : はい、お陰さまで客室稼働率はオープンからずっと90%と好調です。
兒嶋 : 90%はすごいですね。
兼城 : そうですね。海外からのお客様のご利用が好調で、今後もますます伸びると予想しています。
木下 : 福岡市では3棟目のホテル開業ですが、福岡市にこだわる理由はあるんでしょうか。
兼城 : ご存知の通り福岡市は世界でも注目されるコンパクトシティですが、ホテルは供給が足りておらず、福岡市のマーケットにはまだまだ伸びしろがあると思います。
兒嶋 : 福岡市は大きなイベントがある度にホテル不足が話題になります。私も今回の物件はホテル用地だと想定していました。
兼城 : 弊社も天神、博多に続くホテルの場所としてちょうど中洲で土地を探していたので、この土地をご紹介いただいたのは大変ありがたいお話でした。
木下 : 中洲という立地環境も人気の要因ですが、ホテルそのものの魅力も大きいですよね。
兒嶋 : 設計事務所の提案が大変素晴らしかったですね。今回の物件は、中洲とはいえ狭小地です。常識的には効率良く部屋数を確保できる間取りを設計するのがセオリーですが、設計事務所の提案はロケーションの魅力を最大化し、目の前を流れる川の風景をお客様が客室から楽しめるような大胆な間取りに設計されていました。もしこれが部屋数を優先した間取りだったら、客室から見えるのは両隣のビルで、平凡なホテルになっていたと思います。
兼城 : 私もお客様の視点に立ったアイデアを評価していました。何よりいい眺望を作り出せたことは、ホテルの付加価値にもなりホテル経営にとってもプラスなんです。
木下 : 設計の内容が決まってからプロジェクトがさらに加速していきましたよね。色んなことがスピーディーに進みました。
兼城 : それは兒嶋社長の決断が速かったからではないでしょうか。
木下 : 確かにそうですね。ビルの建設工事では一つひとつの事案をじっくり検討して決めていくお客さんも少なくありませんが、兒嶋社長はその日その場で決断されていた印象です。
兒嶋 : 我々、不動産屋は決断のスピードが命なんです。気になった土地があって一日待って考えたら翌日にはもう売れていた話はよくありますし、私自身も何度も経験をしました。「やりたいと思ったらすぐにやる」。これは私の信条です。
兼城 : 建物や工事の概要がスピーディーに決まったことで我々もホテルの経営に関する様々な決定を素早く判断することができました。また、兒嶋社長には、定例会議にお呼びいただき、ホテル側の意見を聞いてくださったことも信頼につながりましたね。
木下 : お二方のスピーディーな決断は、建設現場にもいい影響を与えました。必要な工程が早く決まり、現場でも余裕を持った提案や対応ができました。
兼城 : 有澤建設さんには現場でもよく対応いただきました。ホテルの建設は工事を進めながらも当初の計画から軌道修正することもしばしばあります。しかし、有澤建設さんは困った顔は見せず、その都度レベルの高い代案をいただき迅速に対応いただきました。今回も安心して仕事を任せられましたね。
木下 : 私は現場監督が生き生きとした表情で仕事をしていたので、心配はしていませんでした。うまく回っている現場の監督はいい顔をしているんです。それは、設計士はもちろんオーナー様やお客様とのコミュニケーションがうまくいっている証拠なんです。
兼城 : 確かに有澤建設さんとの工程会議にも参加しましたが毎回、何がどうなって、次にこうなるという説明が明快でした。
木下 : 我々は大手ゼネコンと違って、ホテルなど大型ビルの建設フォーマットは豊富ではありません。プロジェクトは基本的に物件ごとに一から企画するオーダーメイドのような案件になるので、お客様とのコミュニケーションは最重要なものと位置付けています。
兼城 : 私の有澤建設さんの印象は「NOと言わないゼネコン」。福岡市で3棟目のお付き合いになりましたが、今回も大変に満足しています。今後も引き続きおつきあいをお願いしたいです。
兒嶋 : 私も今回のお仕事で「さすが100年の会社だ」と実感しました。今後ともぜひよろしくお願いいたします。
木下 : こちらこそ中洲の一等地に弊社の看板を掲げさせていただき光栄に思います。今後ともよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。
兒嶋・兼城 : ありがとうございました。