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現場レポート
足場の点検
企画工務部の和田です。
現場監督が日々行う現場巡視における「足場の点検」についてお話します。
足場上での作業に際し、まずは作業開始前に現場監督や係員が足場全体を見て回り、不備が無いかを確認(始業前点検)します。
その点検で問題が無ければ、作業開始となります。
原則として「問題無い」ことが当たり前ですが、いつも足場が安全な状態であるとは限らないのが現状です。
私たち現場監督が足場の点検を行う中で見受けられる「不安全状態」となった要因の多くが、
「作業し辛い」という理由で安全設備が外されていることです。
上の写真2枚では、いずれも足場の重要な構造物かつ転落防止設備である「ブレース」が外されています。
作業上の何らかの理由で外したものと思われますが、このままでは「不安全状態」につき使用出来ませんので、すぐに復旧します。
上の写真は、足場のロングEVステージを構成する「足場板」が外された状態のものです。
下の階から物を手揚げする際に外されたものと思われます。
このように、やむを得ず足場の構造物を一時的に取り外す場合、その作業を行った者が作業完了後、直ちに復旧すれば良いのですが、取り外したことを忘れてそのままにされるケースが散見されます。
こちらの写真では、躯体と足場の間に設けられた「落下防止ネット」が閉じられた状態になっています。
このままでは何か物を落とすと一気に下まで落ちてしまい、非常に危険です。
このような足場の「不安全状態」が放置されてしまうと、危険な状態であることを知らない作業員の方が
事故に遭う可能性があります。
この為、毎日の始業前足場点検を欠かすことは出来ません。
足場を組み立てた時点ではキチンと整備されており、その安全な状態を維持する為には
「勝手に安全設備を外さない」
「次の人のことを考えて作業する」
などの事柄を、毎日の朝礼やミーティングで指導・注意喚起を行い、加えて安全看板の掲示等によって
現場作業員全員に常時「足場の安全」について意識してもらうことが必須となります。
これからも常に「改善」に努め、日々の点検を欠かさず行って安全に足場を使用出来るよう心掛けて参ります。