皆様こんにちは。総務部の西です。
弊社がJV*の一員として整備事業に尽力しました、福岡市営地下鉄七隈線の延伸区間である天神南～博多間が3月27日に開業しました。

*共同企業体（ジョイント・ベンチャー、JV）とは…建設企業が単独で受注及び施工を行う通常の場合とは異なり、複数の建設企業が、一つの建設工事を受注、施工することを目的として形成する事業組織体のことをいいます。

今回の延伸に伴い、天神南駅と博多駅の中間駅となる「櫛田神社前駅」が設けられました。

弊社はこの新駅である「櫛田神社前駅」の工事を行いました。
「櫛田神社前駅」は博多祇園山笠追い山の舞台となる櫛田神社の南側に位置し、大型商業施設「キャナルシティ博多」に近接しており、博多の街中でも賑わう地区にあります。

駅のデザインは櫛田神社の大イチョウや石張参道をイメージした和の雰囲気や木のぬくもりを感じる空間になっています。

博多の祭りや伝統文化を感じられる装飾や博多人形などの工芸品が展示されており、博多の歴史や文化に触れることが出来ます。

なんと伝統工芸品は75点も展示されているとのことで、山笠や博多の伝統工芸品に興味がある人にとって新たな写真スポットになりそうですね。

私が駅を訪れたのが日曜日ということもあり、嬉しそうに写真を撮影されているご夫婦や、工芸品を足を止めて鑑賞されている方が見受けられ嬉しく思いました。

これまで福岡市の西南部から七隈線を利用して博多駅に行くには、天神南駅の改札を出て歩き空港線に乗り換えが必要でした。今回の延伸事業により、博多駅まで1本でいけることで最大14分移動時間が短縮されるそうです。

また、通勤・通学をバスやマイカーで行っていた人に地下鉄という選択肢が増えることで都心部の交通渋滞の緩和が期待されています。

交通局は「延伸開業により新たな人の流れが生まれ、都心部の活力と魅力の向上や地域経済への好影響という相乗効果が高まることが期待される」とコメントしています。

福岡に根差す企業として、福岡市を盛り上げる事業に携われたということはとても喜ばしいことです！

忙しくて通り過ぎるだけのことが多い駅ですが、内装に注目してみると新たな発見があるかもしれません。

そういった部分にも目を向けてみてはいかがでしょうか。